最近職場で改築工事がありました。　一部ずつ改築していくので、約1ヶ月間埃っぽいところで働いてました。　今更遅いのですが、ふとアスベスト、大丈夫だったんだろうか？と恐くなりました。

カナダではアスベスト対策ってきちんとしているのでしょうか。　もし危険があれば工事している人もちゃんとマスクとかするのでしょうか。
遅まきながら上司に聞いてみたら「心配ない」と言ってましたが、不安がぬぐえません。　カナダにおける一般的な対策方法をご存知の方がありましたら教えてください。

　詳しいことは不明ですが、日本のアスベストとは少し違っていて、カナダのアスベストは害が無いと聞いていますよ。種類が違うみたいです。（半信半疑ですが）
　僕も、スーパーの駐車場などの天井で、大量のアスベストを見かけて気になり、聞いてみたことがあります。 　

駐車場の天井に着いているのはアスベストではありません。

アスベストは石綿（いしわた、あるいはせきめん）とも呼ばれます。石綿という名前のとおり、綿のように柔らかな繊維ですが、鉱物の一種で、火にくべても燃えません。アスベストという言葉は、「消すことができない」あるいは「永遠不滅の」という意味のギリシャ語に由来しています。
アスベストの一番わかりやすいイメージは、アスベスト金網です。中学校や高校の理科の実験で、ビーカーに入れた水をアルコールランプで沸かすとき、四角い金網を使いました。あの金網の真ん中の白い部分にアスベストが使われていました。 　
1987年、市民が身近なアスベスト問題に気づかされる事件が起こりました。そうです。全国各地の学校の天井や壁に、発がん物質アスベストが吹きつけられていることが報道され、大騒ぎになった、あの事件です。あれ以来、アスベスト金網も姿を消しました。1995年には、阪神・淡路大震災で壊れたビルを解体するとき、大量のアスベストが飛散して大問題になりました。
アスベストは天然の鉱物繊維です。火山から噴き出た溶岩が水で冷やされるとき、特殊な条件のもとで、アスベストの結晶が繊維状に成長していくのです。寒い冬の夜、土の中の水分がこおって、霜柱がどんどん伸びていくのと似ています。こうしてできたアスベストを、石炭と同じように掘り出して使ってきたのです。だから、アスベストは非常に安いのです。　
アスベストは非常に細い繊維です。１本の繊維の太さは、髪の毛の5000分の１くらいです。熱や薬品に強く、磨耗に耐え、「ピアノ線より強い」と言われるほど切れにくく、紡いで織ることもでき、しかも安い・・・こんな便利な繊維はほかにありません。一時は「奇跡の鉱物」とか「天然の贈り物」と呼ばれ、さまざまな用途に使われてきました。あなたの身の回りにも、あちこちにアスベスト製品があるはずです。
ところが、この便利なアスベストの繊維を肺に吸い込むと、20年から50年後にがんになるおそれがあるのです。「奇跡の鉱物」は、同時に「静かな時限爆弾」だったのです。　　　　　　　　　　　　　　　アスベストは単一の鉱物ではなく、６種類のアスベストが知られています。一番たくさん使われてきたのが白石綿（クリソタイル）です。白石綿は温石綿とも呼ばれます。その名のとおり白いアスベストで、非常に柔らかく、顕微鏡で見るとカールしています。蛇紋岩の中にできるので、蛇紋石系アスベストと呼ばれています。　　　　
角閃石系アスベストは、角閃石の中にできます。５種類ありますが、工業的に使われてきたのは、青石綿（クロシドライト）と茶石綿（アモサイト）です。それぞれ、青色、あるいは茶色のアスベストです。角閃石系のものは顕微鏡で見ると、直線状の繊維です。蛇紋石系よりも角閃石系のほうが発がん性が強いと言われています。　　
すでにヨーロッパ８ヵ国では使用が禁止され、米国、イギリス、フランス、オーストラリアなどでは使用量が激減しています。日本では1995年４月から、青石綿と茶石綿の使用は禁止されました。しかし白石綿はいまだに大量に使われています。地下に眠っていたアスベストを掘り出し、世界中で使ってきたために、米国やヨーロッパ諸国ではすでに膨大な被害者が出ています。遅れて使い始めた日本でも、いまや、「静かな時限爆弾」の爆発予定時刻が、刻一刻と近づいているのです。
　

>日本のアスベストとは少し違っていて、カナダのアスベストは害が無いと聞いていますよ。

ありえないと思います。正確な情報でしたら情報源を教えてください。 　

ガイドラインとしては以下のようになっています。
ここで参照される法規等を参照することをお勧めします。

Any hazardous or banned materials must be identified,
properly removed and disposed of by qualified persons
prior to any salvage or demolition work. Contractors
have to comply with the B.C. Special Waste Regulation,
the Provincial Waste Management Act and all other
applicable laws and regulations.
Hazardous and banned materials include: asbestos,
PCBs, underground storage tanks, lead, Freon and
gypsum wallboard.

情報源：GVRDサイト
http://www.gvrd.bc.ca/buildsmart/pdfs/gvrddemsalvageguide.pdf

また、ちょっと趣旨は違いますが、このような団体もありますので問い合わせをするのもよいと思います。
http://www.bacanada.org/main.html
　

以前、日本のテレビ番組で、アスベストが最も多いのは、カナダのケベックシティが世界一だと報道していました。 　

↑生産量の事でしょ。
２０年位前に生産高一番のカナダは既に使用禁止。日本はその時の一番のお得意さん。 　

皆さん、いろいろと情報をありがとうございます。

私が知りたかったのは、職場でアスベストが使われていた可能性なんですが、レス4さんの教えてくださったところに問い合わせるのが最も良い方法かな。
再度上司や会社の人に聞いても何も隔離もせず社員は仕事をしていたし、工事をする人たちがマスクをしていないぐらいなので「アスベストの可能性あるよ」とは言わないような気がするんです。
今のカナダでそういうこと（アスベストの可能性があるかどうか調べもせず改築工事をする）があるのかどうか…

他の人は平気だったようだけど、埃アレルギーのある私は大変でした。 　

Res2さんありがとう！Res1です。
　
　SuperStoreの駐車場などの天井に付いているのはいったい何物ですか？何故か見た目が昔よく見たアスベストに似ていたものですから気になりまして、判る範囲で結構ですから教えてください。よろしくです。
　
　そして、アスベストにも種類があるなんて知りませんでした。勉強になりました。確かに以前居たことのある北海道富良野には、大きな石綿工場があり、その富良野を南北に貫くように蛇紋岩変性帯という地質がありました。昔はよくそこの岩を削ってチョークノ代わりにして遊んでいましたので・・・。叩けばすぐに割れて落書きにはもってこいの物でしたよ、その白い粉を気にもせず遊んでいたので心配になってきました。
　確かに富良野では肺がんで亡くなる人が何人もて、最近何人かが労災に認定されたと聞きました。
　　
　僕も聞いた無害なアスベスト説は間違いだったようですね！友人にもこの話は伝えます。ありがとうございました。