鳥を保護しました。
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エドモントン 2005/05/21 16:58:20
一昨日、彼も私もそろって休日だったので、バルコニーでだらだらビールを飲んでたときのことです。
道路を挟んで向かい側の木が急に鳥の鳴き声で騒がしくなり、小鳥が一羽、大きい鳥に攻撃されながらこちらに向かってきました。
フェンスの間に追い詰められてしまって、彼が慌てて保護しました。
インターネットで調べたところ、「American Robin」のまだ、飛ぶことも出来ない子供でした。
いきなり体験した恐怖、親と離れてしまった不安で、しばらく部屋の隅から動きませんでしたが、そのうち、部屋の中を動き回り、窓の外を見てはピヨピヨ鳴いてました。
なので「ぴよちゃん」と呼ぶことにしました。
食べるものもわからないので、とりあえずうちにあったゴマを小さいお皿に入れておきました。
夜は、鳥かごがないので、とりあえず箱の一面を切り抜いて、穴をあけたプラスチックを張り、中にシュレッドした新聞紙をたくさん入れて急遽、鳥小屋を作り、タオルでカバーしました。
羽ばたくことは出来ても、まだ飛べないので、「一ヶ月くらいはかかるかもしれないけど、飛べるようになるまでは面倒見よう」ってことになり、翌日、バードショップが開いたのを見計らって、えさを買いました。
まだ食べるものをお皿に入れるだけじゃダメだったんですね。
小さいスプーンで口の近くまで持っていくと、大きい口をあけてすごい勢いで飲み込みます。
だんだん状況にもなれてきたのか、植木に止まったりしてそれなりに遊び、一度私の留守中、彼のところまで歩いてきてえさのおねだりをしたそうです。
ちょうど丸一日経った昼下がり、急に鳴き方が激しくなり、羽をばたつかせ始めたので、何かと思ってみてみると、窓の外に2羽の大人のAmerican Robinが来てました。
1羽は口に虫をくわえて。
バルコニーのすぐ外に木があるので、慌てて、木の枝に乗せてあげました。
でも、よく考えたらこの子、まだ飛べなかったんですよね^^;
それでも親鳥が誘導して、何とか地面に降りることが出来ました!
私達も慌ててアパートの外まで出てみると、近所のお姉さんが嬉しそうにぴよちゃんをなでてました。…そう、どうもトロい鳥なのです。
そして、なでられると目を細めるのです…。嫌なのかもしれませんが…。
急いで、そのお姉さんに、鳥の両親が迎えにきてることを話しました。
お父さんが(たぶん)木の上から見守り、お母さんがぴよちゃんを誘導して、道路を渡ったもっと奥にある巣まで、ゆっくりゆっくり帰っていきました。
彼が一言、「もしかしたら、保護しない方が良かったのかもしれないな…」
と言ってましたが、とりあえず無事にお父さんとお母さんのところに帰れてよかった!
あんなに小さい鳥でも、ちゃんと子供の声を聞き分け、両親そろって迎えにきてくれたこと、すごく感動しました。
丸一日しかいませんでしたが、なんだかすごく今淋しい気持ちです。
無事育って、立派なおとなのAmerican Robinniなってね。
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