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No.5336
トラベラーズチェック
by
TC
from
日本
2006/03/21 18:19:21
日本からトラベラーズチェックを持っていく必要はありますか?
実際に、日本からトラベラーズチェックを持っていった方にお聞きしたいのですが、主にどんな時によく使っていますか?
Res.1
by
無回答
from
バンクーバー
2006/03/21 19:14:13
1)トラベラーズチェックとはなにか。
トラベラーズチェックとは、旅行用の小切手のこと。
あらかじめ決まった額面のチェックが用意されていて、そこに二カ所サインをする場所があり、購入したらすぐに一方に自分のサインをする。
チェックを使用するときは、受取人の目の前でもう一つのサイン(カウンターサイン)をして、サインが一緒であることが確認されたうえで、支払いに使えることになります。
また、紛失や盗難の場合は、払い戻しや再発行が受けられますから、非常に安全性が高い。
さらには、現金よりも有利な両替率で購入でき、また普通は現金より有利な両替率で現地通貨に替えられます。
つまり、安全で有利、しかも現物が目の前にあるので、金銭の管理がしやすいという利点があります。
2)T/Cの買い方、使い方、日本円への再両替について。
T/Cは、郵便局、銀行、旅行代理店などで購入できます。
T/Cには、発行会社によってアメリカンエクスプレス、トーマスクックなど、違った種類がありますが、どの銀行がどれを取り扱っているか、これはしょっちゅう変化しますから、自分で問い合わせをして、確認してください。
一般には、アメックスのT/Cが再発行も手際がよく早く、世界中にオフィスもあるので、オススメです。
「間違いだらけの海外個人旅行」の「旅のヒント」でも、27.クレジットカードはビザ、T/Cはアメックスとアメックスを推奨しています。
T/Cの通貨としては、米ドル、英ポンド、ユーロ、カナダドル、豪ドル、日本円、スイスフランなどがありますが、すべての銀行で、すべての通貨を取り扱っているわけではありません。
また、銀行によっては、T/Cの額面を各種セットにしたものしか置いてなくて、自分の欲しい額面でそろえたりできない場合も多いです。
シティバンクの支店に行けば、自分の好きなような組み合わせでT/Cを買うことができます。
国際空港にある銀行支店ならばT/Cの販売が取引の中心ですから、(特に成田空港では)たいていの通貨を好きな額面のT/Cの組み合わせで購入できます(ただ、時間帯によっては混雑が激しくて両替に時間がかかるので、余裕を見たほうがいいです)。
でもこういう両替の状況は常に状況が変化していますから、いろいろあるんだと思って、購入のときに調べればいいだけです。
T/Cの使い方は、受取人の目の前で、カウンターサインをします。
この時、パスポート、運転免許証などの身分証明を求められるのが普通です。
ですから、T/Cのサインはパスポートと同じものにしておいた方がいいでしょう。
パスポートを手許に持っていない場合、パスポートのコピーでも、ニセ学生証でも、相手が納得しさえすれば使えますから、試してみてみてください。
カウンターサインを書き損なって、もともとのサインと似てない場合は、T/Cの裏に再度サインを求められて、同じサインだと確認するのが普通ですが、銀行の窓口の人が意地悪いと、受け取りを拒否されることがあります。
この時は、別のところで事情を説明して使うこともできますが、使わないでいて発行会社オフィスで交換してもらってもいいです。
余ったT/Cは有効期限がありませんから、そのまま持っていて次の機会に使用することも、また外国通貨よりも有利なレート(TTB、電信買いレートまたは、それに近いT/C用のレート)で、日本円に両替することも簡単にできます。
3) トラベラーズチェックは現金に比べて両替率が有利です。
例えば米ドルの場合、ドルのT/Cを銀行が売るレートはTTS(電信売りレート)を使うのが普通です。
これは、新聞発表される為替レートの仲値(TTM)+1円になります。
仲値が120円のときは、T/Cは121円になります。
これに手数料が1パーセントかかるのが普通です(約122円)。
現金のドルの売値は、普通はTTS+2円ですから、123円になります。
現在のレートだと、ですから、1ドルにつき1円程度T/Cが有利になります。
(ちなみに、シティバンクの国際キャッシュカード、シティカードでATMからドルキャッシュを出すと、両替率は1ドルにつき124円以上で、その上に、米国でのATM使用料がかかる場合があります)
また、銀行によっては、T/Cの両替手数料が無料だったり、半額だったりといろいろ違います。
例えば、シティバンクでは、現在、口座を持っていれば両替手数料が無料です(他の銀行でも同様のサービスがありますから、調べてください)。
セゾンカウンターでは、セゾンカードを持っていれば、手数料が0.5パーセントになったりします。
ただ、こういうものも常に変化するもので、固定的ではありません。
ただ、手数料無料の場合、T/Cは121円で購入できるわけですから、123円の現金との差が、2パーセント程度になります。
ですから、もし50万円両替すると約1万円の違いになります。
もちろんT/Cは再発行ができるのに対して、現金は紛失盗難にあったらそれっきりですから、大金を持つときはT/Cにしないわけにはいきません。
4) トラベラーズチェックの海外での両替。
トラベラーズチェックを海外で両替する場合を説明しておきます。
まず、銀行や、両替商、ホテルなどの両替窓口へ行きます。
普通は窓口の横に、両替のレートが書いてありますから、それをチェックして、有利なところを選びます。
問題なのは、両替レートだけではわからない部分があること。
まず、両替手数料がかかります。
これは、いくら両替しても一定な定額の場合と、両替する額によって変化する場合がありますから注意。
つまり、小額のトラベラーズチェックを両替するのに、定額の手数料だと、手許に戻るお金が哀しいくらい少なくなることがあります(涙)。
普通は、ある額以下は定額手数料で、それを超すと定率になる場合が多いようです。
また、特にヨーロッパなどでは、トラベラーズチェック一枚当たりいくらという形で手数料がかかる場合があることに注意してください。
この場合は、小額のトラベラーズチェックを何枚も両替すると、大損します(笑)。
トラベラーズチェック一枚あたりのお金は、手数料として取られる場合もあれば、法律で決まっている税金として取られることもあります。
タイではトラベラーズチェック一枚当たり(確か)23バーツの手数料がこれは税金として取られているはずです。
また、トラベラーズチェックの額面によって両替率が違う、こともあります。
一般的には、50ドルや100ドル額面のトラベラーズチェックの方が、両替率がいいことになっています。
これを総合すると、小さい額面のトラベラーズチェックは使いにくいので、50ドルや100ドル額面のトラベラーズチェックを持っていって、適当なところで現地通貨に変え、現地通貨が余ったら、その現地通貨を別の国の通貨にさらに両替するという形が一番自然だということになります。
僕は、トラベラーズチェックの額面は100ドルだけにしています。
長期旅行の場合は、これに500ドルのトラベラーズチェックを入れておくと、いいでしょうね。
5) トラベラーズチェックのサインは英語でしておく。
「間違いだらけの海外個人旅行」の「旅のヒント」23.パスポートやT/Cのサインは英語でにもあるように、T/Cのサインはパスポートと同じにして英語(ローマ字)でサインをした方がいいでしょう。
「トラベラーズチェックのサインは漢字にしておくと真似されなくていい」という俗説がありますが、ローマ字(英語)のサインにしておく方がいいです。
それは、サインを確認する人が漢字が読めないので、本人かどうか、サインを確認できないこと。
また、中国人、日本人など漢字を書ける人は多いので、逆に真似されやすいからです。
もちろん、盗難されたトラベラーズチェックが使用されても、所有者の責任ではありません。
わざわざわかりにくい漢字でサインする意味はないわけです。
再発行については、《トラベラーズチェックの再発行についての注意点》を読んでください。
詳しくは、「間違いだらけの海外個人旅行」をよんでください。
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6) トラベラーズチェックの分割
長期旅行に小額のトラベラーズチェックを用意すると、枚数が多くなって、まるで本みたいに厚みが出て、持ち運びに不便になるのを嫌がる人がいるとか。
そういう場合、アメックスだと世界各地のオフィスで大きな額のT/Cを小さな額のT/Cに崩してくれるサービスをしていると聞きました(自分で確認してください)。
ですから、500ドルや千ドルなどの大きな額のT/Cを持って旅をして、オフィスで使いやすい額へ交換してもらうといいでしょう(ただ、どこでも可能かどうか、それは誰にもわからないと思いますが…、自分で確認してください)。
「この1000ドルのT/Cのうち、100ドルを現地通貨(またはドルの現金)にして、残りをT/Cにしたい」と言えば、やってくれるとか。
でも、航空券を買うときなど500ドル程度はまとめて使うこともありますから、T/Cの一部は、500ドル額面にしてもいいでしょう。
7) 地域別、T/Cの使い方ヒント。
米国:
米国では、スーパーマーケットでも、商店でも、たいていのところで、ドルのT/Cがそのまま使えます。
ただ、額面が大きいと断られる場合もないわけではないので、いくら米国ではそのまま使えるとはいっても、心配しながら使うよりは、一度ドルの現金に替えて、それを使った方が使いやすいものです。
米ドルのT/Cは、ホテルでも銀行でも手数料なしで現金に替わるのが普通ですが、両替金額に上限があることもあります。
僕がロサンジェルスの銀行で両替した時は、その銀行に口座を持っていない場合は、200ドルまでしか現金に替えてくれなかったことがありました。
でも、手数料は取られず、200ドルのトラベラーズチェックが、そのまま200ドルの現金に替わりました♪
また、サンフランシスコヒルトンでも、手数料なしに現金に換わりました。
これも一回あたりの両替に制限があったのですが、ある仕事で2000ドル程度現金にするために何度も並びなおしていたら、それに気がついたホテルのエライさんが出てきて、まとめて現金にしてくれました。
ただ、ロサンジェルス国際空港の両替所では、T/Cの現金化に5パーセントの手数料をとられるという話もあります。
米国内の銀行でも同じく5パーセント取るという話も聞いたことがあります。
米国内だけの旅行の場合、大きな額はクレジットカードで支払う場合が多いので、クレジットカード、T/C、現金をうまく使い分けて旅行すればいいでしょう。
米国内の銀行に口座を持っている場合は、T/Cをそのまま口座に入金して、キャッシュカードで引き出せばすぐに現金になります。
これだと、もちろん日本でドルキャッシュを購入する必要はありません。
欧州:
欧州は現在、スイスや英国を除いて、ほとんどの国でユーロが統一通貨として導入され、さらにユーロ圏は広がろうとしています。
もともと欧州が統一通貨の導入を考えたのは、ちょっと国境を越えただけで通貨が異なり、その両替にひどい手数料が取られたので、経済活動に非常に不便だったからだといわれます。
旅行者の間では、ヨーロッパ旅行にT/Cは使いにくい、また両替手数料が高すぎるという話が流れています。
僕自身のユーロ導入以前のヨーロッパ旅行の経験では、特にドイツや北欧で、T/C1枚あたりの手数料が非常に高かった記憶があります。
コペンハーゲンの駅で10ドルのT/C(そのころ140円程度?)を両替したら、1400円のはずが、手数料を500円も引かれて、手許に1000円残らなかった、という驚きがまだ残っています。
この時は、とにかくT/C一枚あたりの手数料の高さが衝撃だったので、再度ドイツに戻ってきたときは、5万円のT/C1枚をドイツマルクに両替しました。
こうすると、手数料は1パーセント程度に納まります(この時は両替のレートは考えませんでした)。
現金の場合は、手数料なしでそのままヨーロッパの別の通貨に両替できるのが普通ですから、僕はドイツマルクの現金を持って、それを別の通貨に両替しながら旅をしたものでした。
欧州の銀行にむやみに飛び込んだり、駅や空港の両替所で両替をすると、現在でも、5〜6パーセントの手数料を取られるという話もあります。
ただ、アメックスのサイトを見ると、アメックスのオフィスでは、手数料無料でT/Cを両替するとのことです。
つまり、日本でユーロのT/Cを購入して行けば、そのままアメックスのオフィスでユーロの現金になるわけで、これが一番有利だと考えられます。
また、アメックスの提携金融機関でも、アメックスオフィスと同様に手数料無料で現地通貨に両替してくれます。
このアメックスオフィスやアメックスの提携金融機関は、アメックスのサイトから調べられるということになっています。
(注)ただ、2003年7月にロンドンのアメックス提携金融機関を調べたとき、サイトには表示してなかったのですが、アメックスに電話をかけたら、「イギリスにたくさんあるLloyds銀行で手数料無料で両替できる」と言ってました。
ですから、アメックスのサイトにすべての情報があるわけではないようです。海外旅行に出る前に、電話をして、提携金融機関を確認してもいいかもしれません。
ユーロ通貨圏はヨーロッパのほとんどの主要国を網羅していますし、ヨーロッパは物価が高いですから、最初の町でアメックスのオフィスを探し、5万円程度両替しておいて、その現金がなくなる前に、また別のアメックスのオフィスを捜して両替するという風に、余裕を持って旅をすれば、両替の心配はないでしょう。
また、トーマスクックのT/Cはトーマスクックオフィスでは手数料無料で現金化できるということなので、これも考えていいかもしれませんが、オフィスの検索が難しいので、場所が確認しにくいです。
ここは、僕の「間違いだらけの海外個人旅行」に書いておいたように、「T/Cはアメックス」なので、アメックスにしておけばいいでしょう。
ところで、ユーロのT/Cの両替レートですが、これは、銀行によって大きく違います。
シティバンクは、ドルと同じく、TTSを仲値(TTM)+1円に設定していますが、東京三菱銀行はTTSを仲値+1.5円にしています(以前は+2円でしたがどんどん下がってきています)。
ですから、シティバンクの方が、現在は、1ユーロにつき0.5円オトクなわけです。
また、東京三菱銀行のユーロの現金レートは、仲値+7.5円でした。
東京三菱銀行でユーロのT/Cのレートは、仲値+1.5円(それに1パーセントの手数料)ですから、1ユーロについて、5円程度現金のほうが悪いことになります。
すると、現在のレートからすると、1ユーロあたり5パーセント弱悪いので、日本からユーロの現金を持っていくのは大損です。
ただ、ヨーロッパの空港の両替所はボッタクリ(両替率が悪く手数料が高い)が多いので、ある程度現金も用意しておいて、ホテルの支払いをT/Cでやってお釣りをもらったり、ホテルで両替してもらったり、現地のアメックスオフィスで両替すればいいわけです。
次は自分で探す努力しましょうね
Res.2
by
無回答
from
昭和基地
2006/03/21 22:08:21
>日本からトラベラーズチェックを持っていく必要はありますか?
必要ありません。
Res.3
by
無回答
from
バンクーバー
2006/03/21 23:29:21
私はTCいつも持って来ます。 取られても右上に自分のサインがあり、右下?にサイン無ければ無料で再発行されるし。 不便なのはTCを受け付けない店も多い事、アメックスのオフィスはここではダウンタウンに1件しかなく、他では手数料を取られる。 西洋系の大きな店は使えますが小さな店、中国系は使えない所がある。 アメックスのオフィス知らない人多くて探すの少し苦労しました。 オフィスではパスポートのコピーで良いけど、店や銀行でば現物を見せないといけない事もあります。 サインはパスポートと同じものを、西洋人でも真似できるので日本語を崩したのにしてます、問題は無いです。
Res.4
by
TC
from
日本
2006/03/22 00:44:21
みなさんコメントありがとうございます。
前にアメリカに旅行で行ったときに、トラベラーズチェックを持っていったのですが、いちいちパスポートなどを見せなくてはいけなかったり、使えない所もあって便利なのか不便なのかよく分からなかったので、みなさんの使い勝手を聞いてみたかったのです。
少しだけ持っていこうと思います。
日本語を崩した形のサイン、良さそうですね。
Res.5
by
無回答
from
バンクーバー
2006/03/23 01:43:08
うん、日本人だからオリジナルが良いと思って、英語から変えました。時々キャッシャーで?て顔されるけどIDと合わせてよく見るので大丈夫。
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