正直言って大変です。
今飼われている犬の年齢にもよります。まず日本の動物検疫の規定は昨年4月から著しく変わり、その基準も大変厳しくなりました。
規定によれば 生まれて10ヶ月経たない犬・猫は日本に持ち込む事はできません。また 指定されている予防接種の陰性・陽性反応は
その接種をしてから 6ヶ月の係留が義務とされており、その接種した後6ヶ月は基本的に日本国内に入れる事が出来ません。 また 用意しなければならない接種後の血清検査は カナダ国内で分析・リポートしてくれる機関はないので 血清をアメリカの専門機関に送り、
輸出動物用に検査結果のレポートを作成してもらわなければなりません。 また 日本に持ち込む犬は ID CHIPの埋め込みがされている事が条件です。このID-CHIPは日本とカナダ・アメリカでそれぞれ解読のフォーマットが違うので ノースアメリカならびに日本のISO規格が
一緒のCHIPを埋め込んでもらう必要があります。 もし すでに CHIPを埋め込んでもらったけれども 日本のISO規格外で 読み取れない可能性がある場合は 日本に犬を連れて帰る直前に CHIPのREADERを 購入して 検査官に読んでもらい 登録してもらわなければなりません。リーダーは CHIPのメーカーーに問い合わせれば USEDでも手に入ります。 一体 だいたい$200から300ドルぐらいします。 貴方が何時帰国されるのかは不明ですが、動物を輸出するにおあたって 必要となる接種や 書類は沢山あるので、 帰国1、2ヶ月前であるのなら 大変厳しいです。 犬の年齢によりそのかかる日数も変わりますが、 半年から1年はかかる事と理解しておいた方が良いでしょう。 これら 手続きは 動物病院でもやってくれます。ただ 輸出の経験が無い病院だと なにから手をつければ良いかわからない所もあるので その場合は自分で調べて 指示した方が良いでしょう。
下記の関係所に連絡して情報を得る事をお勧めします。
<1> CFIA-CANADIAN FOOD INSPECTION AGENCY(世界の動物検疫
の情報を提供してくれます。また 輸出する際に CFIAの接種検疫済みの証書が必要になりますので この点についても チェックした方が良いでしょう。
http://www.inspection.gc.ca/english/toce.shtml
<2> 日本農林水産省・輸入動物検疫
http://www.maff-aqs.go.jp/
最後に 私も日本に愛犬を連れて帰ってきましたが、カナダで育った犬にとっては 日本はストレス王国です。 芝生の無い日本で
カナダで遊ばせて居たように遊ばせられないのが 辛いです。
がんばってください!