今日は大事なエッセイの試験の日でした。題材を予想し何日も前から準備してきました。
緊張すると良いアイディアが浮かばないので、リラックスして試験に臨めるようイメージトレーニングもしましたし、時間との戦いになると思ったので予め使うであろう単語や文章の復習もしました。睡眠不足にならないよう昨日の夜は早めに寝ました。できることは全てしたつもりです。
が、今朝目をさますと、なんと・・・！！

家の中がぐちゃぐちゃ！
夜中に誰かが入ったのか！？考えられるのは…

ポケモンＧｏで侵入してきたあいつらか?　

そう思って、スマホを見ると、黄色い影が。ピ、ピカチュー。。。一応GETしておこう。今日は試験。急いで家を出た。

家から出てバス停に向かうと、先生に出会った

が、なんだか先生の様子がいつもと違う。よくみると。。。

男の先生なのだが女装をしていた。

ピチピチの服にハイヒール。
太ももでかっ！！

そして先生ポケモンGoに熱中してる、、、声をかけようかかけないか悩んでいると、

悩んでいるとアイディアが浮かんだ。
あの毛むくじゃらの太もものエッセイを書こう！

エッセー「毛むくじゃらの太もも」

私は太ももが大好きである。太もものことを考えるだけで幸せだ。
ストッキングや靴下の下に覆われるのが惜しまれるほど白い太股が大好きなのである。

毛むくじゃらの太ももを見つけると、私は剃ってしまいたい。
ああ、毛むくじゃら、剃りたいのにその気持ちを押し込めないといけない・・
こんなに辛いことって他にありますか？

そんな事を考えていると先生が言いました。

僕に剃らせてくれないか？

私は突然声をかけられて、ガバッと顔を上げたかと思うと、先生が恥ずかしくなるくらい真っ正直に告白してしまった。

先生は、驚いたように目を見開き、その後言った。
「実は、あたしも。。。でも。。。あたしには、秘密があるの。」

気がついたら女装をしていた先生がカツラを取っていた。

先生の髪はポケモンキャラのプリンみたいだった。

素の先生を見れたようで、なんだか嬉しくなりました

バスが来たので、とにかく乗ることにした。
ちょうど席がひとつ空いていた。座ろうとして隣の人を見ると…

クラスメートの好きな人が座っていた。

好きな人の隣の席になり、心臓がドキドキしている。

何を話そうか悩んでいると・・

バスに誰かが置いて行った朝刊のニュースペーパーの記事にふと目が行った。
バンクーバーでの花火大会のことが載っていた。このこと話してみようかなぁ・・・。
その前に、ホロスコープで今日の運勢でもチェックしてからにしよう。えっと、俺の星座は・・・・？

えっと俺は魚座だから、、とチェックしていると

何とGlobe and Mailには次のように書かれていた！！

If you have fallen out with someone close you must kiss and make up over the next 48 hours. Don’t worry, you will find just the right words to convey how much you regret any misunderstandings. They will be happy to say sorry too.

占いによると、誰かと喧嘩したら、キスをしなくてはならないらしい。
俺は誰と喧嘩しただろう？と思いあぐねていたら・・

エイミーか。。。それは、学校のクラスが同じ女の子。席もいつも隣で仲良くしてたのに、急に避けられるようになって。最初は、何か怒らせるような事でもしてしまったのかと考えたけど、何だかその態度に段々こちらも苛立ってきて、「そっちがそうなら」と今週は席も離れて座っている。

エイミーにどうやってキスしようか考えていたら・・

今日のエッセイが終われば、きっと気分も楽になっているはず。映画にでも誘おうか。。

おっとー。
何だか妄想で下半身が熱くなるのを感じた。

ふと横にある目覚まし時計を見たら5時45分。
音がしない、、、秒針が止まっていた！

がばっと飛び起き携帯を見たら8時15分。
夢を見ていたのに気付くと同時に、頭の中が真っ白。


なんと寝坊していたのだ。

試験開始まであと１５分。とりあえず家を出てバス停に向かうと。。。

バス停の前になにやら人だかりが。パトカーのサイレンが聞こえる。一体何があったのだろうか？

とりあえず人をかき分け前の方まで行き何が起こっているのかを確認しに行った。

前の方に近付き、人ごみの隙間から地面に女性が倒れているのが見えた。
よく見えない。
更に隙間をぬって人ごみの前に向かう。

近くまでたどり着き、目標物をしっかりと確認した。

!!!!
僕の目は見開いたまま止まった。


倒れている女性はうつ伏せになっており顔が見えないがとても大きく、ハイヒール、毛むくじゃらの太もも…

男なのだが女装をしていた。

そして右手には携帯電話が。　ピカチューが画面に映っている。。

どこかで見た光景だが、はて？と僕は少し首を傾げた。

でも何か少し違う。

うつ伏せに倒れた女装した男の体から、コンクリートの上に出血しているのが見える。

ここで事故が起きたのだろうか？何かの犯罪が関わっているのか？

周りを見渡してみると・・

全てが夢だった。チャンチャン


終わり

と、低めの声で誰かが耳元にささやいてきた。

夢だと思いたい…と心でつぶやきながら、ささやいてきた人の方を振り向いた。

顔を見たとたん心臓がドキンと高鳴り止った。

そこには不気味に微笑むエイミーがいた。

しかし彼女の右手には電動チェーンソーが・・・

な、なにが起こっているんだ、いったい！
もはやキスどころの話ではない。

エイミーは下を向き、あいている左手をチェーンソーにゆっくりと動かし、チェーンソーを強く握り締めた。

僕の心臓はバクバク。
僕は死んでしまうのか？
まだまだやり残したことがいっぱいあるのではないか…。
でもこんな状況では、大したことも思い浮かばない。

ニフラム！
パル＠ンテ！
ラリホー！
メダパニ！

僕は魔法学校で教わった呪文を唱え始めた。

コマンド
１たたかう
２にげる
３ぼうぎょ
４どうぐ

2にげる　を押そうとしたが、緊張で手が震えていたため　1たたかう　を押してしまった。

とりあえずローキックを入れ、彼女がよろけたところを確認して、彼女の右腕を蹴り上げた。
チェーンソーから彼女の右手が離れた隙に、取り上げた。

そして僕は両手でしっかりとチェーンソーを握り締め、高々と持ち上げた。

たったた〜ん♪
勝利のラッパの音がなった気がした。

コマンド
1. 誇る
2. にらむ
3. 笑う
4. 泣く
5. 待つ

僕はエイミーと仲直りがしたかったので、2、笑うを押したいと思ったが、チェーンソーを持ったまま愛想笑いをしても
変質者にしか見えないだろう・・

ここは舐められてもいけないので、己の恐怖と戦いながらエイミーを2、睨みつけた。
エイミーは般若のような形相で僕を睨み返している。。
こ、こ、怖い。。
一体僕が何を恨まれることをしたっていうのだ。

やはり僕はエイミーと仲直りがしたい。
しかしどうにもいい方法が思いつかない。。

コマンド
１、立ちすくむ
２、映画に誘う
３、洋服・髪型を褒める
４、おにぎりを分け与える
５、とりあえず謝る
６、その他

（4） ポチッとな。

お、お腹すいてない？
これ、、日本のおにぎりでさ、梅干し入りで。食べない？？
おにぎりをカバンの底から取り出す。
平行四辺形気味に崩れた そのおにぎりの形に驚く。
二度見してしまう。
そんな状況ではないと思い直す。
形を整えつつエイミーに差し出す。
エイミーの反応は。。。

エイミーは、ゆっくり近づくと、おにぎりを食べた。
何があったか聞きたいが、勇気が出ない。