知恵蔵から、似た様な事が出てたので。
結局資源というものは、こういう仕組みです
「アフリカには天然資源や肥沃な農地に恵まれた国が多数
あり、経済的に向上できる潜在能力を多分に持っている
のですが、ごく一部の支配層が富を国民に配分しないこと
で、大部分の国民が貧困に苦しんでいます。
これには、アフリカ諸国の少数の指導者層を援助資金で
飼い慣らしながら、アフリカの天然資源や農産物を安値で
収奪し、一方で高価な外国製品を売りつけてアフリカの地
場産業や農業の発展を妨害している先進諸国に多大な
責任があります。
添付画像の風刺画は、このことをよく示しています。
国連はこれら先進諸国の代理機関としての役割を果たし
てしまっており、短期的にアフリカ諸国の飢餓問題などに
対応はしても、長期的な視野でアフリカ諸国の発展を考
えてはいません。
先進諸国は自らの経済的繁栄がアフリカの犠牲のもとで
成り立っていることを知っており、本音ではアフリカ諸国が
協力し合って繁栄しては困ると考えているのです。
実際に、アフリカ諸国がいっせいに独立した1960年代か
ら現在に至るまで、先進諸国はアフリカ諸国が団結でき
ないよう、アフリカ各国で内戦を煽るなど陰で妨害行為を
続けています。
現在も紛争が続くコンゴ民主共和国やアンゴラ・ソマリア、
過去に激しい内戦を経験したルワンダ・シエラレオネなど
の内戦を見ると、国連の常任理事国(英・米・仏・ロシア・
中国)をはじめとする先進国による干渉が深刻な要因と
なっていることが分かります。
残念ながら、ユニセフなどの国連機関や欧米系の支援
団体にいくら寄付を行なったところで、長期的にはアフリ
カの惨状の改善につながりません。
これらの機関が大国の利権を優先させているためで、本
気でアフリカを救おうなどとは考えていないからです。
欧米諸国の援助団体のなかには、援助という善意の仮
面の下でキリスト教や欧米の言語・文化の普及を目指し、
アフリカの伝統的文化・習慣の弱体化を図っている団体
も少なくありません。
ソマリアの飢餓問題をはじめとする、アフリカの様々な問
題の解決への重要な一歩は、先進諸国がアフリカへの
干渉から一切手を引くことに尽きます。
アフリカ諸国内の汚職等の解決は、最近のエジプトにお
ける民衆革命のように、国民の自発的な行動にまかせ
るべきです。
現在ソマリアで発生しているような食糧問題は、様々な
原因が絡み合って発生します。
以下は日本の「ハンガーフリーワールド」のサイトですの
で、こちらの説明を参照してみて下さい。
ハンガーフリーワールド
http://www.hungerfree.net/hunger/food_world.html」