警視庁が、週刊現代および週刊ポストに掲載された「女性器をかたどったアート作品」の写真はわいせつであると判断、両誌の編集責任者を警視庁本部に呼び出して警告を行っていたという。
週刊ポスト編集部は「作品はロンドンのギャラリーに展示され、広く一般公開されている。表現活動のあり方を伝えるために掲載した」とコメント。週刊現代編集部は「コメントすることはない」としている。
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猥褻物陳列罪は、今の日本国憲法が制定される前の明治時代に制定された古い法律。先進国のギャラリーで一般的に公開されている作品を猥褻だと警告を下したのは司法機関である裁判所ではなく、なぜか行政機関である警察。
日本のアダルトビデオ産業は1兆円規模。AVにモザイクがきちんとかけられているか、"手数料"を取って確認する"自主"審査機関は、警察OBの主な天下り先である。不思議な事に、自主審査機関を通さないAVはモザイクがかかっていても、警察によって摘発される。不思議な国ニッポン。