>新車でもすぐ修理がいるようになったり、やはり運ではないのですか
自分がぶつけたりなどの場合は、新車とか中古車とか関係ないので別として、車自体の不具合は、新車の場合は最低でも最初の数年間(たいてい3年間)はメーカー保証がついているので、エンジンをはじめメカニカルなトラブルについては、たとえ何かあっても自分で修理代を払うことはないです。ここが中古車との大きな違いです。よほど無茶な乗り方をしているのでない限り、車のエンジントラブルなどの基本的なことで自分が修理代を払うことは一切ないというのは、本当に大きいです。
>それとも、世に出ている中古車というのは本当は故障があっても隠して売っているものがそんなに多いのですか?
そうそう、まさに、そうなんです!!そこがポイントです。
日本のことは知りませんが、とにかカナダの中古車ディーラーには、かなりの確率でカスが混じっており、それを自分の目で判断しなければならないのです(ディーラーは絶対に悪いことを言わないので)。
中古車は状態によって値段が違いますから、ディーラーはポンコツを良い車と見せかけて、高いお金を要求します。それが仕事なので、ディーラーの言うことは信用しないのが鉄則。買いたい車を見つけたら、最低でも自分でメカニックを雇って点検してもらうくらいのことはしないと、カスをつかまされます。
北米では、嘘をつく職業の人間は、弁護士と中古車ディーラと言うくらいで、昔、まだ車がなかった時代には馬車馬のディーラーが、病気の馬に一時的に元気になるようなものを食べさせておいて、一生懸命毛並みをブラッシングして高い値段で売り、次の日には衰弱して死んだけど、もうディーラーは隣町に言ってしまった、、みたいなことが日常茶飯事だったらしいですが(笑)今の中古車販売も似たような感じた、と言われています(もちろん個人としては誠実な人もいるでしょうけど、イメージとしてはそんな感じということです)。
もちろん信用できるところもあるでしょうけど、ディーラーはどんな状態の悪い車でも絶対に言いませんし、車のことを知らない人に特にそういう車をあてがって売りたがりますから、カモにならないように要注意です。
北米では、中古車を買うのはものすごく注意が必要であることは常識になっています。
CTV の W-FIVE って番組知ってますか?特集で中古車ディーラーの回があります。カナダ全土の都市別に、顧客を装って隠しカメラで中古車ディーラーに潜入し、ディーラーが売りつけようとした車について、それが本当かどうかを独自調査し、どれだけ誠実かどうかの平均を取っていましたが、確かカナダ全土でバンクーバーエリアが一番点数が悪かったです。たしか、半数以上が Fail でした。
この誠実さの基準は、単にちょっとセールストークなんていうレベルの話ではなく、法律違反の話です。他州から車を盛ってきて走行メーターの巻き戻しをしていたり(古い車は業者であれば簡単にできる)「事故ったけど、ちょっと車をこすった程度だから、事故ともいえない、お買い得」といっていた車が、実はほとんど大破状態だった(よくここまで修復しななというくらいの見栄え)とかのレベルです。
http://www.ctv.ca/CTVNews/WFive/20070427/wfive_apasurvey_070427/
↑ここに、気をつける点が述べられていますが、この記事を読むと、CTVの調査で、カナダ全土の中古車ディーラーは平均で40%が Fail したそうです(バンクーバーはたぶん半分以上Failだった記憶があります)。
私は安い中古車を買いましたが、1年以内に払った額の倍の修理代がかかりました。
はっきりいって騙された類だと思います。生き馬の目を抜く中古車ディーラにとっては、ナイーブな日本人なんて、赤子の手をひねるようなもんだったかもしれません。もうこりごりです。