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No.21698
サンケイに良いこと書いてあった。
by 無回答 from バンクーバー 2010/11/15 16:17:00

尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で民主党内にまたぞろ、菅直人首相批判と小沢一郎氏待望論が強まっているという。

 あの田中真紀子さんは、国会での菅首相の発言を「何を言っているのかわからない。あまり力量のない方だ」と、記者団に得意の毒舌を披露した。その上で小沢氏を「要職についてもらい、活用することが日本のためにいい」と持ち上げる。

 むろん菅批判については「同感」である。それに真紀子さんら先の代表選で小沢氏をかついだ人たちにとって菅首相は宿敵だ。何かにつけ足を引っ張ろうというのは政治家の常である。

 一方の小沢氏は今月初め、インターネット「ニコニコ動画」に出演した。自らの政治資金問題で、国会招致を拒否するのが主目的だったようだが、漁船衝突問題にも触れた。「役人が判断し、船長を釈放した」と批判し、こう述べた。

 「僕が政府の責任者だったら、船長を釈放しない」

 堂々の正論である。小沢氏が代表選で勝ち、首相となっていたら、今のような中国への「弱腰外交」は払拭(ふっしょく)されていたことになる。「小沢待望論」の根拠のひとつのようだ。

 だがちょっと待ってほしい。それなら1年前の小沢氏とその一派の対中姿勢は何だったのかと、言いたくなってくるからだ。

 正確には11カ月前である。昨年12月10日、小沢氏は民主党国会議員143人を含む総勢約600人という大訪中団を率い北京入りした。

 小沢氏は胡錦濤国家主席との会談で「私は野戦軍の最高司令官として戦いたい」と、中国の人民解放軍にヨイショするかのような発言をし、愛嬌(あいきょう)をふりまいた。一方で議員たちは、先を争うかのように胡氏とのツーショットに納まった。

 まだ政権交代の「おごり」から覚めない議員たちは「朝貢外交ではないか」との批判にも、一切耳を貸さなかったのである。

 その直後、習近平副主席が来日した。当時の鳩山由紀夫政権は中国側の強引な要求をのみ、事前通告のルールを無視し、天皇陛下との会談を実現させた。ポスト胡錦濤の地位を確定的にする習氏には自らの「力」を誇示する機会になった。

 このとき、抵抗する宮内庁長官に辞任を迫ってまで、後押ししたのが幹事長の小沢氏だった。

 一連の小沢氏らの言動に中国首脳は思ったに違いない。「民主党政権なんてちょろいもの。わが国になびいてばかりだ」「ちょっと強気に出れば日本はすぐ膝(ひざ)を屈する」

 尖閣諸島沖の事件で、中国側が傍若無人の態度で日本を批判、船長を釈放させた背景に、この時の「自信」がなかったと誰がいえよう。

 だが、中国のあまりの強引さに日本国内や国際社会から強い批判が起きると、小沢氏は「釈放すべきでなかった」とおっしゃる。胡氏との記念写真にはしゃいだ議員たちから反省の言はほとんど聞かれない。

 かつてある政治家から聞いたことがある。「政治と競馬の予想は過去を反省していては前に進めない」のだという。確かに政治家が前言など忘れ、手のひらを返すかのような行動に出ることは日常茶飯事だ。

 だが、国と国との国際政治ではそれは通らない。言動はしっかりと中国側にテークノートされ、これからも利用され続けるのだ。過ちはすでに1年前にあった。

産経新聞より抜粋しました。

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