タブーとされていたボランティア
by
無回答
from
バンクーバー 2010/04/30 10:36:39
世の中知らないことがいっぱいだ
「性の問題には、大きく分けて3つの側面があります。愛情表現(ラブ)、性的娯楽(エロス)、そして生理現象としての側面です。性的介助の問題は、こうした多様な側面がごちゃまぜに語られることが多かった。『ホワイトハンズ』では、脳性まひなどによって自力で射精できない人に対して生理現象としての側面からサポートを行うことで、射精介助を社会性のある活動として確立することを目指しています」(坂爪さん)
射精介助とは、ヘルパーが重度身体障害者の自宅などを訪ね、介護用手袋をした手でコンドームを装着した性器を刺激して射精に導くこと。女性ヘルパーが男性の射精介助を行うケースが多いので、現状では風俗営業の許可が必要だ。
坂爪さんは『ホワイトハンズ』の活動を確立する過程の中で、障害者でも利用しやすい風俗店を利用する方法も模索したという。でも「風俗店には経営母体などが謎めいたところも多く、信頼できるネットワークにするのが難しい。そもそも障害者の性の問題を風俗で解決しようという発想が違うのではないかと考えました。デリケートな問題だけに対象や目的を絞らないと社会性が確立しづらいこともあり、脳性まひなど自力で射精することが困難な方への射精介助という活動に限定しました」(坂爪さん)という。
|