カナダ国外にいた場合タックスリターンの申請をしてもGSTはもらえないのですか？カナダ国外で収入があった場合カナダにも申告しなければいけませんか？良く分かりません。よろしくお願いします。

半年以上国外に住在であるならその国で申告義務あり。 　

>カナダ国外にいた場合タックスリターンの申請をしてもGSTはもらえないのですか？

GST Credit のことですか？もちろん「もらえません」。

少し考えてみれば判ると思いますが、GSTというのは、カナダ国内で買い物をした場合にのみ、上乗せされる税金です。低所得の人も高所得の人も、同様に払わなければならないので、低所得の人のみ、払ったGSTと相殺するために、いくらか金額が与えられます。

しかし、カナダ国外に住んでいる人は、カナダ国内で日常的に買い物などしないのですから、最初からGSTは払ってません。払ってない人にクレジットは与えられません。 　

カナダ国外に住んでいても国外から毎年カナダのタックスリターンを申請しないといけないのですか？ 　

↑これは、"residential tie"、つまり、本人がどれだけカナダと関連を持っているかによって変わってきます。ご自分が当てはまるかどうかは、CRAのサイトで確認してみましょう。 　

収入があった場合二つの国に税金を払わなくてはならないということはありますか？ 　

　↑
ありえますよ。日本とカナダの場合だったら、日本の方が確定申告が早いので、そちらで先に払うことになり、4月に入ったら日本の確定申告書を元にカナダで確定申告をします。その際、日本で支払った所得税額よりカナダで支払うべき所得税額が多ければ、追加で支払う可能性もでてきます。逆の場合は、支払う必要はありませんが。基本的に両国間での重複課税はないはずです。税率の違いにより発生した差額分を支払うだけです。 　

そうすると日本で支払った所得税額をカナダに知らせなければいけないということですか？ 　

>そうすると日本で支払った所得税額をカナダに知らせなければいけないということですか？

そうですよ。タックスリターンの書類にも、そういう欄がちゃんとあります。

ちなみに、日本とカナダは、税金に関する協定があるので、重複課税にならないような仕組みになっていますが（どちらかに払った分は相殺という形になり、多く払わなければならない側にだけ差額を払う）、中にはカナダと協定を結んでいない国もあり、その場合は、どちらの国にも満額の税金を払わなければならない事もあります。

行かれる国に、カナダとの協定があるかは確かめたほうがいいです。 　

↑うちは日本での還付金にカナダで税金かけられました。
　

↑「日本での還付金にカナダで税金かけられました」というのは、少し誤解を招くのではないかと思います。還付金に税金がかかったのではなく、日本で払って相殺されたはずの税金が戻ってきたので、それをカナダにスライドしたということでしょう。

上でも説明がありますが、日本とカナダは協定がありますから、日本で払った税金は、カナダで払った税金と相殺されて、高いほうに差額のみ払えば良いようになっています。

通常、カナダのほうの税率が高いですから、カナダの税金を計算し、日本で払った税金をさしひいて、その差額をカナダに払うことになります。

よって、最終的に支払う税金の合計（日本＋カナダ）は、高いほう（カナダ）の税金となります。

ですから、上の方の場合、最終的に払う税額はすでに計算で決まっていて（カナダのほうの税金）そこから、日本に納めた税金をさしひいて請求されていたはずです。

日本に納めた税金が還付された場合、この差し引き額が減りますから、結局カナダ側の請求額が高くなることになります。しかし、日本に支払わなかった（戻ってきた）お金を、カナダ側に支払うということで、結局、本人の支払い義務税額の合計は同じはずです。 　

アメリカとはどうなんですかねえ。

大体カナダの市民権やPRを持つ人はカナダ国外に移住してもタックスリターンをした方がいいのですか？ 　

Residential tieが強くカナダに残っている場合は、半年以上カナダにいなくてもタックスリターンはしないといけませんよ。でも、もし日本で就職していたり、こちらに持ち家がなかったりした場合は、カナダでの納税の義務はないとみなされる可能性が高いので、日本だけの確定申告でOKです。 　

親切にお答え頂きどうもありがとうございました。