(CNN) 米下院金融サービス委員会で19日、公的資金による支援を訴えた米3大自動車メーカー(ビッグスリー)の首脳が自家用ジェットでワシントン入りしたことについて、議員から批判の声が上がった。
この日の委員会ではフォード、クライスラー、ゼネラル・モーターズ(GM)のCEOが証言し、自動車業界救済のため250億ドルの緊急融資を訴えた。
これに対してギャリー・アッカーマン議員(民主党)は「豪華自家用ジェットがワシントンに乗り入れ、そこから降りて来た人たちがブリキのコップを手に持って、経費削減と経営合理化を行いますと言うのは大層な皮肉だ。生活困窮者のための食料配給所にタキシードと山高帽で出かける人たちを見ているようだ。せめてファーストクラスにでもランクを落とせなかったものか」と皮肉った。
ブラッド・シャーマン議員(民主党)も追い討ちをかけ、3人のCEOに向かって「民間機でここに来た人は手を挙げて」と質問。「手が挙がらないようなので記録しておこう。次に、自家用ジェットを売却して民間機で戻るつもりのある人は手を挙げて。これも手が挙がらないようなので、記録しておこう」と揶揄した。
3人のCEOは証言の中では自家用ジェット問題には直接触れず、経営の合理化を図ると強調した。
CNNがフォード、クライスラー、GMの本社に取材したところでは、3社とも安全上の理由から、CEOの出張には自家用ジェットを利用するという規定があり、その規定に沿っただけだと弁明した。
経営合理化の一環として規定を変更する予定はあるかとの質問には直接答えず、出張旅費の削減に努めているとのみ説明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000002-cnn-int
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