日本でずいぶん長いこと日本語教師をしていました。
こちらに来てからはプライベートでしか教えていませんが。
トピ主さんは日本国内ではなくて、日本以外の国でお教えになりたいとのことですので、それを前提に私の知っていることを書いてみますね。
(1)資格
A働ける資格のあるビザ
Bネイティブの日本人
C大卒以上
D現地語ができる
Aはとにかく絶対です。B〜Dは順不同です。
Cは大卒じゃないと就労関係のビザが下りないことがあります。
また、これは日本国内外同じですが、高等機関で働こうと思ったら、院卒でありたいところです。
Dに関しては、クラス授業だったら、クラス内で現地語を使って教える、ということではなく、おそらく他の職員とのコミュニケーションのために現地語が必要だと思います。
日本国内で教えるならば「主専攻卒業」「420時以上修了」「検定合格」などそれなりに求められる資格がありますが、これらは日本国外ではほとんど役立ちません。
(2)知識と経験
いざ、日本語学校などに就職してもこれがなくてはご自身が苦労すると思います。これは私の考えですが、私は日本国外にあっても基本的に「日本語で日本語を教えるべき」だと思っています。
となると、「全くゼロから始める人にどうやって日本語だけで教えるのか」という技術を身につけなければなりません。 日本語を「文法的に」分析する力も身につけなければなりません。
残念ながら、私はバンクーバーでの養成学校についてはどんなところなのかまったくわかりませんが、もし行くのであれば「実習」を多く行っているところを選ぶといいのではと思います。
ご参考までに国内外の日本語教師がよく集まるサイトです。
http://www.nihongo-online.jp/
http://www.e-tsudoi.com/
一度、隅から隅までご覧になってみるといいと思います。
また、これらのサイトをご覧になればわかると思いますが、興味のない人にとっては「なんだこりゃ?」みたいなことをチマチマネチネチと議論が続くことが多々あります(笑)
こういうことに興味を持てないと(内容が理解できるかどうかはとまもかく)、ちょっと厳しいかもしれませんね。
それから余計なお世話を一つ。
>将来日本以外の違う国に住んだ時に
>日本語を教えれる(チューターではなく)仕事をするために
>なにか方法がないかと思って調べているところです。
この「教えれる」というところが気になるようになったら立派な職業病です(^^) きっと、そのうちなりますよ〜。
何かまたお聞きになりたいことがあったら書き込んでください。
それからRES6さん
>何か日本語教師のコミュニティーなろあるんでしょうか。
私は会員でも何でもないですが、こんなのがあるようです。
http://bcjalta.com/
日本国内は特に「日本語教師になりたい」って言うと、ほぼ必ず
「大変な割にはそれだけじゃ食べていけないよ」とか「相当な覚悟が必要だよ」なんて言われます。確かに、それは嘘じゃないですけれど、でも私は日本語に興味を持ってくれる人に会うのはうれしいし、教えたことができるようになった姿を見るのも大好きです。
いい先生になってくださいね。