先週だったかのニュースで、ニコチンで肺がんの原因になる、ある特定の遺伝子が見つかったとか言ってましたね。総人口の3分の1の確率で持っているらしいです。
その遺伝子をもつ人は、肺にニコチンが入ると、反応を起こして、腫瘍を起こしてガンになる傾向があるのだそうです。
http://www.time.com/time/health/article/0,8599,1727161,00.html?cnn=yes
遺伝子は2種類があって、1個だけ持ってたら 28%、2個持ってたら 81% もの確率で、ニコチンを体内に入れる、肺がんになるらしいです。
81% といったらすごい確率ですよね。
この2種類の遺伝子を両方持っている人は、自分が吸ったら肺がんになるだけでなく、他人の煙を吸っただけでも肺がんになってしまう不幸な人たちだと思います。
この研究が本当であれば、この遺伝子を持っている人の前でタバコを吸うこと自体が、殺人行為ということになります。
その遺伝子を持っていなければ、たとえヘビースモーカーであっても、肺がんにならず、天寿をまっとうできるかもしれません。
しかし、その遺伝子を持って生まれてきた人は、たとえ自分がタバコを吸わなくても、周囲の人がタバコを吸っていれば、かなりの高確率で肺ガンになるということです。
そう考えれれば、喫煙者は、タバコを吸う前に、煙を吸い込む可能性のある人が周囲にいないことを、確実に確かめる義務があると思います。
あなたの配偶者が、あなたの子供が、あなたの同僚が、その遺伝子を持っているかもしれません。
もし持っていたら、あなたのせいで、その人たちが肺がんになる確率が非常に高くなるのですから。
そもそも、誰もタバコを吸わなければ、ニコチンが原因による肺がんは無くなるわけですから、できるだけ吸わない方向に世界が動いてくれることを願います。